中国、トルコの北欧2国加盟支持に戸惑い? 「NATO内対立はまだ残っている」と国営メディア

2022年6月30日 20時57分
香港返還25周年の節目に合わせて香港をを訪れた中国の習近平国家主席=AP

香港返還25周年の節目に合わせて香港をを訪れた中国の習近平国家主席=AP

 【北京=新貝憲弘】北欧2国フィンランドとスウェーデンの北大西洋条約機構(NATO)加盟を巡り、反対していたトルコが一転して支持を表明したことは、中国にとって意外で、戸惑っているようだ。NATO拡大に歯止めをかける存在としてトルコに期待していたためだ。
 人民日報系の環球時報はトルコと北欧2国の首脳会談前となる28日付で、「多くの西側メディアはトルコと2国の合意に悲観的」「(NATO)内部の矛盾が強まり共通認識が弱まる」などとした専門家の分析を掲載、短期の合意は難しいとの見方を示していた。
 トルコが2国の加盟支持を表明した後も、国営新華社通信(英語版)は「(NATO内部で)対立はなお残っている」とし、正式加盟にはなお曲折の可能性があると伝えた。
 中国外務省の趙立堅ちょうりつけん副報道局長は30日の記者会見で「一連の報道は注視している」とした上で、「バランスが取れ、効果的で持続的な地域安全保障の枠組みこそ欧州の長期的な平和安定が実現できる」などと述べるにとどまった。

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