東京都、コロナ感染の警戒レベルを引き上げ モニタリング会議「再拡大している」

2022年6月30日 21時12分
東京都庁

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 東京都内の新型コロナウイルスの感染状況を分析するモニタリング会議が30日あり、専門家は、新規感染者が2週連続で増加したことを受け「感染が再拡大している」と指摘した。感染状況の警戒レベルを一段階引き上げ、4段階の上から2番目にした。
 29日現在の1週間平均の感染者は2337人で、前週から37.7%増加した。また都の検査によると、14〜20日の1週間の感染者のうち、オミクロン株の亜型で「BA・2」より感染力が強いとされる「BA・5」に感染したと疑われる人の割合は25.1%で、その前週から倍近くに増えた。
 専門家は、再拡大の原因として、BA・5への置き換わりが進んでいることに加え、ワクチンの2、3回目接種から時間がたった人の免疫の減衰▽人の行動の活発化▽冷房使用による換気の不徹底—があると分析。国立国際医療研究センターの大曲貴夫医師は「新規感染者が再来週に5000人を超えることになりかねない」として、3、4回目のワクチン接種を加速する必要性を訴えた。
 都医師会の猪口正孝副会長は、熱中症の患者増で救急搬送に時間がかかるケースが増えており、コロナ患者の受け入れへの影響を注視する必要があるとした。(鷲野史彦)

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