ほんこんさんに11万円の賠償命令「ネット記事拡散は自らの表現行為と同じ」 室井佑月さんツイート巡り 東京地裁

2022年6月30日 21時38分
 マスクを巡り虚偽のネット記事をツイッターで拡散され名誉を傷つけられたとして、作家の室井佑月さんがタレントのほんこんさんに550万円の損害賠償を求めた訴訟の判決で、東京地裁(飛沢知行裁判長)は30日、室井さんの「社会的評価を低下させた」として11万円の支払いを命じた。
 判決によると、室井さんは2020年2月、愛知県内のメーカーの「日の丸マスク」を政府が発注すると誤解し、政府を批判する内容をツイートしたが、誤りに気付き当日中に「訂正します」と投稿した。
 しかし、ほんこんさんは20年5月、「室井佑月らの中傷で日の丸マスクが製造中止に」とのタイトルのネット記事をツイッターで拡散。同じ日に「何故こんな事を」との文言を添えて再度投稿した。その後、削除された。
 飛沢裁判長は室井さんのツイートが「意図的に虚偽の情報を流し、マスクの製造を中止させたとは認められない」と認定。ほんこんさん側は「ツイートでのネット記事の記載は自らの表現行為と同視できず、責任を負わない」などと主張したが、ほんこんさんの表現と認められると判断した。(共同)

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