イチョウ伐採 千代田区が工事再開準備 区議会、手続き違反指摘も

2022年7月1日 07時14分
 東京都千代田区による区道「神田警察通り」のイチョウ伐採を伴う道路整備計画で区は二十九日夜、約二カ月ぶりに現地で重機を使った工事の準備を始めた。一方、三十日の区議会本会議では、説明不足だとして区の手続きをただす質問が相次いだが、区は問題ないとの姿勢を崩さなかった。
 現地ではイチョウの保存を求める住民が座り込みを続けており、区は四月二十七日を最後に工事を中断。区によると、再開する工事では、車道の地下の排水溝などの状況を調べる。イチョウを保存したままの整備を求めた二つの住民監査請求のうち、一つは棄却されたが一つは審査中。区担当者は「樹木の保存、伐採のいずれでも必要な工程」と住民に説明した。
 三十日の区議会代表質問では、大串博康氏(公明)が整備に関し「手続きは区が内部規範とする区政への参画・協働ガイドラインに沿わないのに、議決が行われてきた」と指摘した。
 樋口高顕区長は「地域のシンボル道路にしてにぎわいを取り戻して、という意見がある」と強調。区幹部は「手続きは適法」と述べた。(井上靖史)

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