素顔のセンセイ 話芸で迫る 落語家 政策・政局触れぬネット番組

2019年11月26日 16時00分

番組の収録で歌を披露する松田功衆院議員(右)と主催の桂福丸さん=16日、東京都千代田区で

 落語家の「シショー」が巧みな話芸で、国会議員の「センセ」の隠れた素顔を引き出す異色のトーク番組「スタジオ寄席『センセとシショー』」が、インターネットテレビ「デモクラTV」で公開されている。政策や政局にはほとんど触れず、政治家の人間性に注目してもらい、視聴者の政治への関心を高めるのが狙いだ。 (井上峻輔)
 番組を担当するのは落語家の桂福丸さん(41)。昨年一月から数カ月おきに、毎回異なる国会議員を招き、収録・公開している。
 福丸さんは「政治家が大きく取り上げられるのは失言や失敗ばかり。もっと人間的な部分を知ってもらう番組をつくりたかった」と語る。「政治家って面白いと思えれば政治も面白く感じる。選挙にも行くようになり、政治家を志す人が出るかもしれない」と、視聴者への反響に期待する。
 今月下旬に公開された最新の回では、立憲民主党衆院議員の松田功さん(51)=比例東海=が出演。松田さんが「芸能人になりたくて大学時代は素人参加番組に出ていた」と漏らすと、さっそく福丸さんが「えー、何かやってもらえますか」と食いついた。
 「得意なのは郷ひろみ」と松田さん。「二億四千万の瞳」を物まねで歌い「やり慣れてますね」と福丸さんをうならせた。その後は松田さんの愛犬や地元・愛知県の話で盛り上がった。
 福丸さんは番組の特徴を「政治トーク番組って熱い議論が多いけど、ここは『薄味』なんです」と語る。これまでの出演議員は、医師としての顔やフィギュア好きの一面など意外な姿を見せてくれた。
 出演者の党派が偏らないよう、毎回のゲストが自身とは違う政党の議員を次回のゲストに紹介するルールだ。立民議員が自民党議員を紹介した回もあった。
 次回は、来年一月二十八日午後七時からデモクラTVお茶の水スタジオ(東京都千代田区)で公開収録が行われる。ゲストは国民民主党の屋良朝博衆院議員。スタジオ入場の前売り券は千八百円から。
 ネット視聴はメールアドレスの登録が必要で、料金は月額五百二十五円。登録後最初の一週間は無料で視聴できる。問い合わせはデモクラTV=メールinfo@dmcr.tv=へ。

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