東京都内の世帯、半分以上が一人暮らし 単身世帯の比率は50.26%<深掘りこの数字>

2022年7月3日 06時00分
 東京都内の世帯は、半分以上が一人暮らし―。2020年の国勢調査によると、単身世帯は362万5810世帯で一般世帯全体の50.26%となり、初めて半数を超えた。都の予測を上回るペースで単身世帯が増加した。

◆高齢単身世帯の増加が顕著に

 1世帯当たりの人数で見ても、1.92人と過去最少だった。全国でも2人を割り込むのは東京のみ。前回(2015年)と比べ、単身世帯が14.57%増えており、全世帯の増加率7.85%と比較しても増加が際立つ。
 単身世帯が増えている要因となっているのは高齢単身世帯の増加だ。65歳以上の単身世帯は81万1408世帯で、世帯全体の11.24%に上る。85歳以上も増加が顕著で、前回より4割以上増えた。
 配偶者との死別で独居となる高齢女性や、進行してきた未婚化による高齢単身者の増加、高齢の親と子の同居率の低下が、単身世帯の増加に影響しているとみられる。
 一方、都内では就職や進学で転入するなど若い単身世帯が多いのも特徴で、年代別にみると、25~29歳が最多の43万4494世帯に上る。
 
 都の19年時点での予測では、単身世帯は40年まで増加傾向で推移する見通し。単身世帯の増加に伴い、今後はこれまで「家族」が担ってきた介護などをどのように解決していくかが課題になる。みずほリサーチ&テクノロジーズ主席研究員の藤森克彦氏は社会保障の機能強化に加えてこれまで以上に「他人同士のつながりを増やすことや地域での支え合いが重要になる」と話している。(並木智子)

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