人形浄瑠璃 足立で公演 施設提供など振興会と協定
2022年7月2日 06時45分
足立区と日本芸術文化振興会は連携協定を結んだ。区が提供する施設で振興会が人形浄瑠璃文楽を公演するなど互いに協力する。
同振興会が文楽など伝統芸能を上演している国立劇場(千代田区)は、来年11月から2029年ごろまで建て替え工事で休館。協定では期間中、振興会は足立区千住の区文化芸術劇場「シアター1010(センジュ)」を優先的に利用して公演を開き、区民に公演チケットの特別割引も行う。
6月25日に国立劇場であった協定締結式には近藤弥生区長、振興会の河村潤子理事長、昨年7月に人間国宝に認定された文楽の人形遣い桐竹勘十郎さんが出席=写真、区提供。桐竹さんは「どこで芝居をするのかが心配事だったが、ほっとしている」と述べた。来年12月と24年5月、25年5月にシアター1010で文楽公演がある。(三宅千智)
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