参院選神奈川 アンケート 差別禁止法

2022年7月2日 06時57分
(問) 排外主義的な思想に基づくデモやネット中傷、犯罪が絶えません。差別をなくすためにどのような対策が有効だと考えますか。現状の理念法から踏み込んだ包括的な差別禁止法の是非についても聞かせてください。

◆賛成

 立民新人の寺崎雄介さん(50)は「理念法であるがゆえに自治体が混乱している。実効性を持たせる改革が必要。ネット上におけるヘイト対策の充実、表現の自由との兼ね合いと整理が必要」と回答した。
 立民新人の水野素子さん(52)も「人種・民族・信条・性別などを理由にした差別的言動を禁止する包括的な法制定を進め、ネット中傷やあらゆるハラスメントを根絶し、人権尊重の取り組みを進める」と答えた。
 公明現職の三浦信祐さん(47)は「解消法は表現の自由との関係で罰則は付けず、禁止法としなかった。しかし言論の自由だから何を言っても許されるのではない。一歩踏み込んで議論を始める時だ」と答えた。
 維新元職の松沢成文さん(64)は「表現の自由侵害に配慮しつつ、中傷被害者の救済を迅速・確実に図るとともに、誹謗(ひぼう)中傷表現の抑止のための国、自治体、事業者の責務を明確にした対策を進める」とした。
 共産新人の浅賀由香さん(42)は「実態調査など取り組みを強め、国籍、民族、性別、性的指向等による差別を禁止する包括的な法が必要。ネット上のヘイトの発信者情報開示や削除の迅速化を図る」と答えた。
 国民新人の深作ヘススさん(37)は「多様な個性や価値観が認められる社会を実現するため、人権委員会の設置。人種・民族・出身などを理由とした差別を禁止する法の制定など差別撤廃に取り組む」と回答した。
 社民新人の内海洋一さん(63)は「実効性の確保が課題。政府から独立した実効性のある人権救済機関を設ける包括的な差別禁止法の制定を目指す」とした。
 いずれもNHK党新人の重黒木優平さん(35)は「人種・民族・出身などを理由とした差別を禁止する法律であれば賛成」、橋本博幸さん(39)は「いかなる人種差別も反対」、飯田富和子さん(53)は「人権意識の高い国として育っていくため、国民のみが入れるSNS(交流サイト)の運用が急務」と答えた。
 諸派(共和党)新人の首藤信彦さん(77)は「人権問題への国民的関心の中から法制化を考える」と答えた。 

◆反対

 自民元職の浅尾慶一郎さん(58)は「差別的発言や他者をおとしめる発言は許されない。しかし対立的立場から生じる意見をすべて公平に裁けない以上、包括的な法制定には慎重にならざるを得ない」とした。
 諸派(幸福実現党)新人の壱岐愛子さん(36)は「あいまいな定義で、言論の自由と事実公表の観点からも問題」とした。 

◆賛否回答なし

 自民現職の三原じゅん子さん(57)は「表現の自由に配慮してスピーチ自体の禁止規定や罰則規定を設けず、啓発等を通じて国民の理解を深める理念で議員立法された経緯等を踏まえる必要がある」とした。
 N党新人の小野塚清仁さん(49)は「差別と区別の差があいまい。線引きが前提」と回答した。
 ◇ 
 国政や県内の政策課題について、主な十五候補に実施したアンケートの結果を随時掲載します。

【選挙区立候補者(届け出順)(改選4+1…22)】

寺崎雄介(50) 立新
重黒木優平(35) N新
浅賀由香(42) 共新
水野素子(52) 立新
橋本博幸(39) N新
三浦信祐(47) 公現<1> 自
内海洋一(63) 社新
三原じゅん子(57) 自現<2>
グリスタン・エズズ(37) 諸新
萩山あゆみ(44) 諸新
浅尾慶一郎(58) 自元<2>
小野塚清仁(49) N新
松沢成文(64) 維元<2>
深作ヘスス(37) 国新
久保田京(45) 諸新
藤沢あゆみ(55) 無新
壱岐愛子(36) 諸新
飯田富和子(53) N新
首藤信彦(77) 諸新
針谷大輔(57) 諸新
藤村晃子(49) 諸新
秋田恵(40) 無新
 ◇
 党派の略称は、自=自民、立=立民、公=公明、維=維新、共=共産、国=国民、社=社民、N=N党、諸=諸派、無=無所属(候補者の年齢は投票日基準)
 ※+1は合併選挙で非改選の欠員1を補充
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