埼玉県内22年 路線価4地点で上昇 コロナ影響から回復傾向

2022年7月2日 07時17分
 関東信越国税局は一日、二〇二二年分(一月一日時点)の路線価を発表した。埼玉県内十五税務署別の最高路線価は四地点で上昇し、上昇地点がなかった昨年から持ち直した。コロナ禍で停滞した商況が回復傾向にあるためとみられる。
 県内最高はさいたま市大宮区の「大宮駅西口駅前ロータリー」。一平方メートル当たり四百四十万円だった。三十一年連続で同局管内の六県(埼玉、茨城、栃木、群馬、新潟、長野)で最高地点となった。
 税務署別の最高路線価は横ばいが十地点。下落は昨年は八地点あったが、今年は熊谷市筑波の「熊谷駅前広場」だけだった。
 県内で上昇率が最も高かったのは東松山市箭弓町一の「市道23号線」だった。東松山駅前の商業地域で、不動産鑑定士の三田和巳さんによると、大型商業施設等が二〇二〇年三月に開業し、一戸建て住宅やマンションの販売が好調という。
 標準宅地の評価基準額の対前年変動率は、八年ぶりに下落した昨年から一転、平均0・4%のプラスだった。
 路線価は主要道路に面した土地一平方メートル当たりの評価額で、相続税や贈与税を算出する基準になる。調査対象となった県内の標準宅地は約一万六千地点。路線価は国税庁のホームページで閲覧できる。(浅野有紀)

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