路線価 30年連続下落 茨城県内22年分 前年比マイナス0.6%

2022年7月2日 07時38分

つくば市吾妻1のつくば駅前広場線

 関東信越国税局が一日に公表した二〇二二年分の路線価(一月一日時点)によると、県内平均の対前年変動率はマイナス0・6%で、三十年連続の下落となった。変動幅は前年のマイナス0・7%よりやや縮小した。
 県内八税務署ごとの最高価格の路線は一二年から変わっていない。最も高いのは八年続けて土浦署管内の「つくば市吾妻一(つくば駅前広場線)」で、五年連続の上昇となった。竜ケ崎署管内の「守谷市中央一(守谷駅西口ロータリー)」は六年連続で上昇し、対前年変動率は6・3%で八路線中トップだった。
 関東信越国税局から依頼された羽場睦夫・不動産鑑定士は、土浦署の路線について「店舗需要が依然多く、つくば市の人口が減少しない限り上がり続ける可能性が高い」と分析した。
 一方、前年は横ばいだった水戸署管内の「水戸市宮町一(水戸駅北口ロータリー)」は下落に転じた。下館署管内の「筑西市丙(県道下館停車場線)」は二年連続で下落。ほか四路線は前年に続き横ばいだった。
 羽場さんは水戸署の路線について「新型コロナウイルスの状況が最も厳しかった時期の数字。職住近接が多い水戸市はテレワークが少なく、特に影響を受けた。現在は人が戻っており、今後は上昇に転じると思う」と見立てた。
 関東信越国税局(茨城、栃木、群馬、埼玉、新潟、長野県)の六十三税務署別の順位では、土浦署は十四位、水戸署は十八位となっている。(長崎高大)

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