<コロナ1週間>熱中症の危険が高まる一方、コロナ感染も増加傾向

2022年7月3日 06時00分
<コロナ1週間・6月25日~7月1日>
 新型コロナウイルスの新規感染者数は、全国的に増加傾向に転じた。日本医師会は記録的な暑さで熱中症の危険が高まっていることから、コロナ対策のマスク着用に関し、屋外で他人と距離がある場合などは不要だと呼びかけた。(小坂井文彦、篠ケ瀬祐司)

◆東京で再び5000人超えの可能性も

 東京都の新規感染者数(1週間平均)は1日時点で2738人で、14日連続で増加した。専門家は、2週間後に5000人になる可能性を指摘した。
 一週間(先月25〜今月1日)の合計は前週の1.44倍。2週間続けて増えており、都は感染状況の警戒レベル(4段階)を上から2番目に引き上げた。拡大要因の一つが、より感染力の強いオミクロン株の亜型「BA.5」への置き換わり。都内では疑い例が全体の約25%を占める。
 この一週間では、神奈川と埼玉で1日1000人を超える日があった。全国では島根県で感染者が急増している。

◆ワクチン4回目接種が本格化へ

 松野博一官房長官は6月28日の記者会見で、ワクチンの4回目接種が7月から本格化する見込みだと話した。
 松野氏は、7月以降は帰省や旅行などで人と人が接触する機会が増え、感染者数の増加が懸念されると指摘。4回目接種には高い重症化予防効果があるとして、60歳以上などの対象者に向け「できるだけ早く接種していただきたい」と呼びかけた。

◆観光テコ入れ再開は状況次第

 コロナ禍で2020年3月から中断していた羽田(東京)—金浦キムポ(ソウル)の航空路線が6月29日、再開した。両空港はそれぞれ都心部に近いため、ビジネス客や旅行客にとって利便性が高い。当面は日本と韓国の計4社が週に8往復運航する。
 松野官房長官は記者会見で、政府が計画している観光需要喚起策の実施について、感染状況を見極めた上で判断する考えを示した。

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