<おやじカメラマン たっちゃん走る>静岡市「大谷崩」 今も続く崩落

2022年7月3日 08時17分

今も崩落が続く大谷崩の中にある急な登山道=静岡市葵区で

 安倍川上流にある「大谷崩(おおやくずれ)」(静岡市葵区)は、大地震で起きた大規模崩壊地で、長野県の稗田(ひえだ)山崩れ、富山県の鳶山(とんびやま)崩れとともに日本三大崩れの一つとされている。
 大谷崩ができたのは、一七〇七年の宝永地震だ。標高約二千メートルの大谷嶺の南斜面が扇状に高度差八百メートルほど崩れ、一億二千万立方メートルの土砂を発生させた。大量の土砂は五キロ下流の安倍川本流まで流れ、ダム湖をつくった。
 登山道を一時間以上登っていくと樹林が消え、崩落地の中を道が続いていた。カメラを三脚に固定して遠隔で撮影していると、ガラガラと左上の急斜面から、人の頭くらいの大きさの岩が二つ転がってきた。
 「カメラに当たってしまう」。刹那、不安がよぎったものの、岩は数分前に歩いていた登山道へと落ちていった。崩落は今も続いている−。そう、まざまざと実感した瞬間だった。(静岡総局カメラマン・立浪基博)
<データ> 6月29日撮影、キヤノンEOS−1DX Mark3(ローマ数字の3)、16〜35ミリ、シャッター優先、250分の1秒、絞りF11、ISO800、PLフィルター使用

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