中国航空大手3社、欧州エアバス社から292機を約5兆円で大量購入 米中対立影響の見方も

2022年7月3日 19時35分
北京首都国際空港に駐機する中国国際航空などの航空機=6月(共同)

北京首都国際空港に駐機する中国国際航空などの航空機=6月(共同)

 【北京=新貝憲弘】中国の3大航空会社(中国南方航空、中国国際航空、中国東方航空)は1日、欧州エアバス社の旅客機「A320NEO」292機を約370億ドル(約4兆9950億円)で購入する契約を結んだと発表した。3社の総輸送量や営業収入は中国全体の6割を占め、中国メディアによると3社による共同購入では過去最大規模という。
 同クラスのライバル機「ボーイング737MAX」は世界各地で事故やトラブルが相次いでおり、中国メディアは専門家の話として「ボーイング機は非経済要素がもたらすリスクに直面している」と、安全面からエアバス機を選んだとの見方を示した。
 米中対立が影響したとの見方もある。米ボーイング社は「地政学的な対立が米国の航空機輸出を制限し続けている」との声明を発表。ネット上では同社が米軍機の開発を手がけていることを踏まえ、「中国がボーイング民間機を契約することは、その金が(米軍の)軍用機開発に使われるということだ」との指摘もみられる。
 契約機体は2023年から27年の間に引き渡される予定で、主に国内線に使われるとしている。A320neoは新エンジンの搭載などで従来のA320より省エネで低騒音が特徴。

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