息をのむ、一面にアジサイ 茨城・桜川 楽法寺の「水中華」

2022年7月4日 17時00分

境内の池に浮かべられたアジサイやヒマワリの花。期間中は毎日、寺の職員が水に入り手入れする=茨城県桜川市の楽法寺で

 茨城県桜川市の雨引山あまびきさん(409メートル)中腹にたたずむ楽法寺。雨引観音として親しまれている名刹めいさつが、「え」の名所となっている。この時期に訪れると、目を見張る光景に出合える。
 境内にある弁天池の水面が色とりどりのアジサイで埋め尽くされ、ふわふわな敷物のようだ。周辺には100種類、5000株のアジサイが植えられ、寺の職員が剪定せんていで摘み取り水面に浮かべている。その数、ざっと4000個。今年はロシアに軍事侵攻されるウクライナ支援の気持ちを込め、国旗をイメージした黄色のヒマワリとキクの花を一緒に浮かべた。
 「水中華」と呼ばれるイベントで、2018年から始まり、見栄えする光景がたちまちSNSで評判になった。県内の会社員靏見つるみ葵さん(23)は「初めて見たけれど、とてもきれいで楽しい。早速、インスタグラムに投稿します」とスマホでカシャリ。発案した寺職員の堤谷つつみや真由美さん(43)は「これほど拡散されて若い人たちに来てもらえると思わなかった」と反響に驚く。
 楽法寺は587年に中国の法輪独守居士ほうりんどくしゅこじが創建。安産子育て祈願の信仰を集め、坂東33カ所の第24番札所となっている。
 水中華は10日まで。午後9時までライトアップされる。観覧無料。(写真と文・戸上航一)

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