参院選、政見放送で何を訴えた?東京選挙区⑥説田健二氏、沓沢亮治氏、中村之菊氏、河西泉緒氏

2022年7月4日 15時47分
 10日投開票の参院選の政見放送で、東京選挙区の候補者たちは何を訴えるのか。4日午後にNHK総合テレビで放送された説田健二氏、沓沢亮治氏、中村之菊氏、河西泉緒氏の政見を、候補者ごとにまとめた。6日午前5時20分から再放送される。(放送順)

◆説田健二氏 N党 新人

説田健二氏

 NHK党新人でフリーカメラマンの説田健二氏(51)は緑豊かな公園で撮影した映像を放映。黒いTシャツにジャケット姿で冒頭、「働かない政治家の議席を減らさせてください。私たち国民は怒っている、という方、投票してください」と訴えた。
 減税と規制緩和を掲げ、「減税は全ての税金を見直す。規制緩和は(1つの規制を設けるごとに2つの規制を廃止する)2対1ルールを導入する。米経済はこれで立ち直った」と強調した。
 全国で消費税や所得税、住民税など税金ごとに減税を求める「減税会」の動きを紹介。「多くの減税会ができたのは、今の政治家は増税ばかりしているからだ。もう無理です。今の政治家」と批判した。
 エンタメ特区、若者経済圏特区の設置も提唱。「国民に癒やしと元気を与えてくれるエンタメ業界、コロナで壊れかけているエンタメ業界を応援します」と主張した。様々な訴えの最中、ネコなど動物の映像が流れ、「森の動物たちも気付いている」などのテロップが映し出された。
 最後に重ねて「とにもかくにも政治家がムカつく。政治家働け。税金返せ。この税金泥棒。皆さんの政治に対する怒りを形にしましょう」と結んだ。最後にもネコなどの映像が流れた。
 

◆沓沢亮治氏 諸派 新人

沓沢亮治氏

 諸派「日本改革党」の新人で元豊島区議の沓沢亮治氏(54)は、黒いスーツと黄色のネクタイ姿で、「テレビと新聞は異常だ」と連呼した。
 獣医師として動物病院を経営していた2011年、薬事法違反で逮捕され、懲役2年、執行猶予3年の判決を受けたと明かし、「旧知の顧客であるブリーダーに注射器を譲った。処方であると主張したが聞き入れられなかった」
 政策面では、憲法9条の廃止、外国人生活保護廃止、NHKスクランブル放送実現、悪質捏造報道に刑事罰制定、消費税の減税と将来的な廃止を公約に掲げた。
 12年ほど前に「テレビと新聞が偏っていると気が付いた」といい、これまでにフジテレビへの抗議デモに参加したり、NHKのスクランブル放送実現のデモをしてきたという。それなのに「NHKにデモ開催を連絡したにも関わらず全てのテレビ局が取材に来ませんでした」と憤った。
 「わが国のテレビと、新聞は偏っていて異常です」と3回繰り返した上で、「国会議員となり、テレビと新聞が異常だという事実を1人でも多くの人に広めたい」と締めくくった。

◆中村之菊氏  諸派 新人

中村之菊氏

 諸派「沖縄の米軍基地を東京へ引き取る党」新人で政治団体代表の中村之菊氏(42)は、ときおり手元の原稿に目を落としながら、在日米軍基地の総面積の約7割が沖縄県に集中している問題の解決を訴えた。
 冒頭、中村氏はこう問いかけた。「あなたの守りたいと思うかけがえのない人が、約99%の人にいじめを受けていたら、あなたはどう思うでしょうか」。さらに、そのいじめを解決しようと努力しても「99%の人があなたの声を聞かずに無視をし続け、あるいは黙認し、さらに追い打ちをかけてくる人がいたら、あなたは生きた心地がしないのではないでしょうか」
 この問いかけは例え話だった。「国土面積の0.6%、人口の約1%しかいない沖縄に、米軍基地面積の70.3%が集中。過密している現状があります。社会の中の99%の人が、1%の人の声を聞かず、無視をし続けているということにほかなりません」
 県外移転を求める沖縄の世論なども紹介して、基地問題は本土の問題だと強調。「99%側にいるわたしやあなたこそ今、沖縄の基地の引き取り要求に応えるべきではないでしょうか」と締めくくった。

◆河西泉緒氏 諸派 新人

河西泉緒氏

 諸派「参政党」新人でクラブ経営河西泉緒氏(41)はオレンジ色の服装で、取り組みたい政策として「教育」「国守り」などを挙げ「特にその中でも『食と健康』について頑張っていきたいです」と語った。
 「現代人の食事は今どうなっているのでしょうか。加工品、添加物まみれのもの、農薬まみれのものを、いっぱい食べてます」とした上で「それにより、10代から30代の死因はずっとずっと自殺です。世界から見ても世界一自殺の多い国は日本です」と主張。「早急に食と健康について頑張っていきたいと思っております」と意欲を示した。
 参政党については、2020年に発足し、政治に参加するという意味を込めて名付けられたと説明。自らは、4年前に脳梗塞を患った後、党共同代表を務める吉野敏明氏と出会って「正しい情報を国民が知れてない」ことに気付き、立候補に至ったと説明した。
 「参政党は政治においては素人の集まりです。しかし、勇気があります」とも語り、「『あなたの気づきが日本を救う』が、参政党の合言葉です。一人ひとりが政治に関心を持ち、新しい日本を作っていきましょう」と呼びかけた。

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