参院選千葉 主な候補者アンケート(上)

2022年7月5日 07時57分
 参院選千葉選挙区(改選数三)の立候補者は千葉県の身近な課題について、どのような意見と政治スタンスを持っているのか。主要政党などの候補者八人に「7つの質問」としてアンケートを実施した。回答を二回に分けて紹介する。(参院選取材班)
質問(1) 陸上自衛隊木更津駐屯地の陸自オスプレイ暫定配備について、佐賀空港への「5年以内移転」に対する考え方
質問(2) これまでの政府の新型コロナ対策に対する評価とその理由、県内で今後必要なコロナ対策
質問(3) 今年4月に通行料金「800円化」が3年間延長された東京湾アクアラインに対する財源や渋滞対策などの考え方
質問(4) 昨年6月の八街市の飲酒死亡事故後も減らない県内の飲酒運転撲滅の施策

◆猪口邦子(70)=自現

答え(1) 配備は必要で木更津市の協力はありがたい。騒音や住民被害がないよう万全の工夫が必要。佐賀空港は整備移転なので仮に他に方法がなければ、引き続き木更津が役割を果たす必要性の議論も出てくるのでは。
答え(2) 最善の判断でコロナ対策を推進した。ワクチンの数量確保に総理や外交の尽力が、国民に接種時期等の自由度を与えた。
答え(3) 末永く維持するべきだ。財源は千葉の経済力向上で十分還元される。渋滞緩和へ高速道路のミッシングリンク(未接続区間)の解決を国政側から強く働き掛ける。
答え(4) 撲滅活動を最高水準で強化すべきで、子どもの登下校の安全を図るスクールバスを希望地域に提供する取り組みを進める。

◆七海ひろこ(37)=諸新

答え(1) 国・領土を守るためにオスプレイは必要。中露北の脅威に備え、佐賀以外の東北も含めて移転先を考えるべきだ。
答え(2) 国民の自由を奪う「感染症全体主義」は改めたい。5類相当にして医療や経済、教育も回すべきだ。
答え(3) 低料金の維持は地域活性化につながる。PPP(官民連携)の導入などで黒字化を目指す。
答え(4) 飲酒運転は悪という教育の徹底と厳罰化の検討と、飲酒運転を防ぐ車の技術導入を推進する。

◆臼井正一(47)=自新

答え(1) 国を守るという目的のためではあるが、万事丁寧な説明が必要。
答え(2) 私権制限が難しい中でまずまずの評価。ワクチン4回目接種と経口薬の普及を地方と連携して進めるべきだ。
答え(3) 800円化は多くの県議の同意を得ている。渋滞対策としてロードプライシング(変動料金制度)の研究を進めるべきだ。
答え(4) 免許更新時の意識啓発と取り締まり強化とともに厳罰化を進める。

◆渡辺晋宏(36)=N新

答え(1) 中国に対する懸念がある上で、配置を検討するのであれば、日本海側など一カ所に限らず、さまざまな場所で実際運用して経過を見るべきだ。
答え(2) 初期は病状の不透明感から対策は必要だったと思うが、世界的に見て特に若年層の死亡率も限りなく低く、恐れすぎと感じる。子どもたちが早くマスクを外せるよう2類から5類にするべきだ。
答え(3) 財源を考えて商業使用の通行料は割引しつつ、一般使用は値上げ検討の余地がある。首都高速の渋滞緩和がアクアライン通行量減少につながる。
答え(4) 運転代行の数が圧倒的に少なく、一般の人が旅客運送を提供する「ライドシェア」の規制緩和が試験的に必要では。

◆小西洋之(50)=立現

答え(1) 参院外交防衛委員会理事として、早急の佐賀空港配備に最大限の努力を政府に要請する。
答え(2) 私が起草した医療構築等の特措法付帯決議を感染拡大の第5、6波で順守せず評価しない。宿泊業への直接支援が必要。
答え(3) 県試算の経済波及効果を踏まえ、変動的な料金制の導入など講じつつ、値下げを継続していくべきだ。
答え(4) 県警資料では自己本位の弁解や同乗者検挙数が多いなど認識が低く、徹底した周知啓発が必要。

◆礒部裕和(40)=国新

答え(1) 5年以内に暫定配備を終了して移転するよう国と防衛省は不断の努力を行うべきだ。
答え(2) 国民や事業者に対する支援が少なく遅い。コロナ禍前の状況まで回復させるために、消費減税とインフレ手当一律10万円給付を速やかに行うべきだ。
答え(3) 「大規模・長期・計画的」な産業投資が必要との考えから、800円の恒久化が必要。通行量調整で通行量が少ない時間帯の料金値下げを。
答え(4) 飲酒検問と取り締まり強化の周知、車載アルコール検知器の普及・義務化、運転代行の増車とそれに係る国による支援。

◆斉藤和子(47)=共新

答え(1) オスプレイは専守防衛を超えて日米一体の「敵地」強襲作戦を行う欠陥機。日本のどこにもいらない。
答え(2) 検査や事業者への補償が不十分。保健所や医療の脆弱(ぜいじゃく)化を反省し、無症状者の検査拡充で感染防止と経済活動を両立する。
答え(3) 自治体側で千葉県だけが年間約5億円を負担するのは不合理。巨大道路に車が集中しないよう生活道路の整備を促進する。
答え(4) 飲酒したら「運転しない、させない」の姿勢を強く貫く風潮を広げ、関連予算の大幅増を図る。

◆佐野正人(54)=維新

答え(1) 安全保障上、オスプレイの配備は必要。政府は地元の理解を得ながら適所配備を進めるべきだ。
答え(2) 一定の評価をする。医療、社会の正常化に向け、感染症法上の扱いを5類に変更すべきだ。
答え(3) 党として、物資等を輸送する場合の有料道路について減額することを公約に入れている。
答え(4) 取り締まりと啓発活動を強化する。

◇立候補者(届け出順)

猪口邦子(70)=自現
七海ひろこ(37)=諸新
臼井正一(47)=自新
渡辺晋宏(36)=N新
記内恵(47)=諸新
椎名亮太(38)=諸新
小西洋之(50)=立現
中村典子(44)=N新
礒部裕和(40)=国新
梓まり(51)=諸新
斉藤和子(47)=共新
佐野正人(54)=維新
須田良(30)=N新
宇田桜子(41)=諸新

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