参院選栃木 候補者6人の横顔(上)

2022年7月5日 08時20分
 参院選は十日の投開票に向け、各候補者が舌戦を繰り広げている。栃木選挙区(改選数一)に立候補している六人の横顔を二回に分け紹介する。(小川直人)
(届け出順)

◆岡村恵子(おかむら・けいこ)さん(68) 共新
 軍事対軍事に歯止めを

 国政選挙は昨年十月の衆院選に続き二度目の挑戦。「憲法九条を変えようという動きがさらに本格化している」と危機感を募らせて出馬を決意。「岸田政権が進めようとする軍事対軍事の政治に歯止めをかけたい」と力を込める。
 子どもたちからも戦争や徴兵制を心配する声を聞くという。「軍事ではなく平和外交だ。戦争反対を貫いてきた共産党が対抗軸になる」と強調する。
 「命を守る政治への転換」も訴えの柱。「消費税を5%に減税し、大企業と富裕層に応分の負担を求める」と主張する。
 佐野市議を六期二十二年務めた。「苦難に陥っている人たちの生活を改善することが仕事だった」と振り返る。性格は「楽天的で、あまり落ち込まない」という。早起きして近くのジムに通うことが最近の習慣で「減量になり、体調も良くなった」と笑う。

◆板倉京(いたくら・みやこ)さん(55) 立新
 税理士の経験を国政に

 「使い勝手が悪い。もっとこうだったら…」。税理士の仕事を通して国の税制の欠点を身をもって感じてきた。「納税者側の困り事に対処してきた経験が政治にも生きるはずだ」と出馬を決意した。
 「お客さまが抱える課題を分析して問題提起し、根本的な解決に導く。税理士の仕事は政治に通じるのでは」とも。損保会社勤務や結婚を経て「一生働ける仕事を」と三十代で税理士資格を取得した。「勉強したことや自身の経験が役に立つと感じられることがやりがい」と話す。
 「いつも大変な方の道を選んでしまう性格。大変だからこそ得られるものも大きい」と話す。
 共著も含め十冊ほどの税金関連の著書がある。「文章を書くことそのものが趣味の一つ」という。ストレス解消法は友人と行くカラオケだが、コロナ禍でできずにいる。

◆上野通子(うえの・みちこ)さん(64) 自現<2> 公
 幸せ感じられる社会に

 「私たちは百年生きて本当に幸せなのか」と高校生から質問された。「長生きすることと幸せを感じて生活できることは違うと気づかされた」。「幸せを感じることができる社会づくりに取り組んできた」と二期目を振り返る。
 「“人財”の育成と確保が大事で、大学の学部再編は急務だ」と強調する。「現状は理工系や農業、環境分野が少ないため、人材が地方に行き渡らない」と指摘。人材の育成には時間がかかるため、社会人の「学び直し」の支援も前に進めるつもりだ。
 教員の経験から「教育を変えるために、国に現場のことをしっかり伝える必要がある」と政治家を志した。「行動力はある。何があっても落ち込まない」と自己分析する。好きな映画鑑賞や読書は忙しくてできないと苦笑いする。「何もしない時間も好きで、大事にしている」という。

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