猛毒クラゲ「カツオノエボシ」か 神奈川の海水浴場で被害相次ぐ 触手細く海中で見つけにくく

2022年7月5日 18時32分

神奈川県茅ケ崎市の汐見台海岸で見つかったカツオノエボシ=6月29日撮影、かながわ海岸美化財団提供

 海開きをしたばかりの神奈川県鎌倉、藤沢、茅ケ崎市の海水浴場で2、3日、遊泳客らがクラゲに刺される被害が相次いだ。相模湾沿岸では先月末ごろから猛毒のあるクラゲの一種「カツオノエボシ」が多数見つかっており、この被害とみられる。多くは波打ち際や海の中で遊んでいるときに刺されており、関係者は「砂浜で見つけても近寄らず、漂着が確認された海岸では泳がないで」と注意を呼びかけている。
 鎌倉市によると、2日はクラゲに刺された事案が68件あり、10人が救急車で搬送された。多かった時間帯は午後2~4時ごろ。海から陸に吹く南風が昼ごろから強まり、カツオノエボシが砂浜近くに流れたとみられる。茅ケ崎市では2、3日に計12人が救護所で手当てを受け、藤沢市では2日に3人が救急搬送された。
 新江ノ島水族館(藤沢市)によると、カツオノエボシは透明な青色で、体の部分に当たる気泡体は大きくて10センチほど。長さ数メートルある触手に無数の毒針がある。普段は沖合におり、風向きによって砂浜近くに漂ってくるという。かながわ海岸美化財団(茅ケ崎市)の柱本健司さんは「触手は細くて海中では見つけづらく、漂着が確認されている海では泳がないのが一番」と話す。(石原真樹)

関連キーワード


おすすめ情報

首都圏ニュースの新着

記事一覧