<熱中症予報・6日>静岡は「危険」で「外出避けて運動中止を」 東京都心は「警戒」

2022年7月6日 06時00分
 首都圏の1都7県では6日、熱中症について「危険」や「厳重警戒」、「警戒」と予測されている。東京都心は「警戒」で「定期的・積極的な休息と水分・塩分補給を」とされるレベルだ。
 静岡は「危険」で、「外出はなるべく避け、涼しい室内に移動する。運動は原則中止」とされ、高齢者の熱中症は「安静状態でも発生する危険性が大きい」と警告されている。
 各地の熱中症予報は、本紙が前日夜に環境省熱中症予防情報サイトを確認し、時間帯別の暑さ指数のうちで最も高い水準を選んだ。予測は定期的に修正され、情報サイトで公開されている。

◆予防には冷房、水分・塩分補給、休憩を

 熱中症は、汗をかくなどの体温の調整機能のバランスが崩れ、どんどん身体に熱が溜まってしまう状態で、最悪の場合、死に至る。気温や湿度が高いときや、脱水、二日酔いや寝不足、激しい運動などによって引き起こされる恐れがある。
 梅雨明け直後の身体が暑さに慣れていない時期は、熱中症になりやすいため、特に注意が必要だ。
 予防には、暑い場所を避け、水分・塩分をこまめに補給し、積極的に休憩をすることが大切だ。屋内で熱中症になるケースも多いため、エアコンで十分に室内を涼しくすることが重要。省エネとの両立では設定温度は28度が目安になるが、状況次第では実際の室温が28度まで下がらないこともある。室温を測りながら、体調に合わせて快適な温度まで下げることが望ましい。
 新型コロナウイルスの感染対策との両立では、マスクは屋外で人と離れているときなど、状況に応じて外すことが勧められている。マスクを着けていても外していても、できるだけ涼しい場所に行くこと、こまめな水分・塩分の補給、積極的な休憩といった熱中症対策は徹底することが大切だ。

◆極端な高温、背景に地球温暖化

 熱中症の発症リスクは35度以上の猛暑で特に高まる。日々の気温は高気圧の配置など様々な要因で変化しており、例えば関東地方だけを見ると比較的涼しい夏になることもある。ただ、地球温暖化によって極端な高温の起きやすさや深刻さは増している。国連の気候変動に関する政府間パネル(IPCC)が2021年に公表した最新の評価報告書では、人間の活動によって起きた気候変動で、極端な高温の頻度や強度が増加してきたとの見方が示されている。発電所や車、工場などあらゆる分野で温室効果ガスを出し続けてきたことの影響が既に現れているという。
 日本では、熱中症による死亡が1000人を超えた2018年7月の記録的な猛暑について、気象庁気象研究所などの研究チームは、温暖化の影響がなかった場合に発生した確率は「ほぼ0%」と推定。世界の気温上昇を1.5度に抑える国際的な目標を達成しても、日本の猛暑日の観測は今の約1.4倍になると予測した。

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