期日前投票立会人 身近に感じる教育を 埼玉県立皆野高校・久保さん、浅賀さん <高校生が見る政治・選挙>

2022年7月6日 07時47分
 終盤戦を迎えた参院選。選挙権年齢が18歳以上に引き下げられて5度目の国政選挙となるが、若者の投票率は低迷が続いている。一方で「Z世代」と呼ばれる現在20歳前後の若者は、社会問題に関心が高いとも言われる。その世代に当たる高校生たちは政治や選挙をどう見ているのか。話を聞いた。

期日前投票の投票立会人を務めている久保さん(左)と浅賀さん=皆野町役場で

 埼玉県皆野町役場に設けられた参院選の期日前投票所では、県立皆野高校の生徒が投票立会人を務めている。選挙権年齢が18歳以上に引き下げられた2016年から、若者に関心を高めてもらおうと町選管が全ての選挙で依頼。これまで延べ26人が携わった。
 今回は同校3年の久保涼太さん(18)と浅賀桃奈さん(18)の2人。選挙期間中の土、日の計5日間、午前8時半〜午後2時15分に投票の様子を見守っている。
 久保さんは、手元の選挙公報に目を通しながら「主張が具体的で矛盾がない候補者に1票を投じたい」ときっぱり。4月の秩父市議選で期日前投票した浅賀さんは「地域のコミュニティーの拠点整備など、小さなことの積み重ねを重視しているかを見極めて投票したい」という。
 2人は、若者も政治に関心があるし、投票に意味があると分かってもいると口をそろえる。一方で「選挙を経ても世の中が変わったと実感できない」とも。
 久保さんは、政治の側には印象的な言葉を並べるだけでなく、主張の中身を具体的に解説するよう求める。同時に有権者にも「解説を読み解く教育が必要」。浅賀さんも「模擬投票など、政治や政治家にシンパシーを感じることができる多面的な教育を積極的に取り入れるべきだと感じます」と話した。(久間木聡)

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