韓国の情報機関が文政権当時の院長を告発 尹政権発足で南北融和路線に批判強まる

2022年7月6日 20時58分
告発された朴智元・国家情報院前院長=2021年8月、AP

告発された朴智元・国家情報院前院長=2021年8月、AP

 【ソウル=木下大資】韓国の情報機関・国家情報院は6日、文在寅ムンジェイン前政権でトップを務めた朴智元パクチウォン前院長と徐薫ソフン元院長を、北朝鮮対応に絡む職権乱用などの疑いで告発した。尹錫悦ユンソンニョル政権の発足後、南北融和を重視した文政権の対応は誤りだったとする批判が強まり始めている。
 国情院は朴氏について、黄海上の南北軍事境界線付近で行方不明になった韓国の男性公務員が、北朝鮮軍に射殺され遺体を燃やされた2020年9月の事件で「報告書を無断削除した」と指摘。文政権は当時、男性が自ら越北したとの見方を示していたが、尹政権は「越北の意図を認める証拠はなかった」と覆した。
 徐氏に対しては、19年11月に同僚16人を殺害し亡命を試みた北朝鮮の船員2人を韓国が北朝鮮に強制送還した事件で、捜査を早期に強制終了させた疑いがあるとした。

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