写真供養、昨年の6倍超 1万7000枚 他県からも依頼 高津・養周院

2022年7月7日 07時27分

写真供養で燃やされる写真に手を合わせる関係者ら=高津区の養周院で

 古い家族写真などに感謝を込めて別れを告げる「写真供養」(神奈川県写真師会主催)が、川崎市高津区久地の寺院「養周院」で行われ、約1万7000枚の写真とアルバム96冊分の写真が供養された。
 県内の写真館が希望者から写真を預かり、まとめて供養するもので、川崎写真師会が過去2回試み、今回初めて神奈川県写真師会として実施。千葉県船橋市などからも依頼があり、写真の枚数、アルバム冊数とも昨年の6倍を超えた。
 同会幹部によると、古い赤ちゃんの写真や結婚式の記念写真、戦地で撮影された軍服姿の青年の写真などもあり、「どの写真からも大切に保管した方の思いが伝わってきた」という。
 養周院で6月30日に行われた供養には関係者ら7人が出席。若住職の上形泰英(うえがたたいえい)さんが読経した後、本堂前の大きな香炉(こうろ)で「お焚(た)き上げ」を行い、立ち上る炎で写真が燃やされた。
 参列した麻生区の女性(73)は、母と夫の写真と姉の遺影など250枚を依頼した。「ごみとして処分することに強い抵抗を感じていましたが、これで気持ちが落ち着きました」と穏やかな表情で話した。
 この日の供養の様子は、封書で依頼者に報告される。(阿部博行)

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