参院選群馬 自衛隊の存在 立候補者の見解 ウクライナ侵攻受け問う

2022年7月7日 08時07分

日米共同訓練でオスプレイから降下訓練する陸上自衛隊員たち=群馬県榛東村の陸上自衛隊相馬原演習場で

 十日投開票の参院選では、ロシアによるウクライナ侵攻を契機に、自衛隊の位置付けなど憲法改正に対する議論も争点の一つになっている。群馬選挙区(改選数一)の各立候補者の見解を比較した。

◆中曽根さん 改憲して明記を

 自民党現職の中曽根弘文さん(76)=公明党推薦=は「まず自分たちで自分たちの国の憲法を作るのは当然だ。自衛隊の存在は憲法に明記する。自衛隊は本当に日夜訓練して、いざというときのために使命感を持って頑張っている。それなりに待遇処遇をしなければならない。災害のときには、みんな自衛隊を頼りにして出動要請もしている」と改憲を訴える。

◆高橋さん 書き込ませない

 これに対し、共産党新人の高橋保さん(64)は「憲法改正は反対。日本は自由や権利を大切にする国。憲法に軍隊を書き込めば、国民の自由や権利を制限する法律が作れるようになる恐れがある。憲法に自衛隊を書き込ませてはいけない。自衛隊を憲法の規定に近づける努力が必要。災害復旧の機能を強化し、自衛隊員を危険な戦地に送らないようにする」と強調する。

◆白井さん 9条維持すべき

 連合群馬が擁立した無所属新人の白井桂子さん(60)=立憲民主党推薦=は「改正に反対しないが、世界に誇る九条は維持するべきだ。(戦争などの非常事態の場合に政府や国会の権限を一時的に強化する)緊急事態条項については、自由や民主主義、人権との関係で慎重な検討が不可欠と考える」との見方を示す。

◆小島さん 他国侵攻に備え 新倉さん 歴史踏まえ「創憲」

 NHK党新人の小島糾史さん(46)は「ウクライナのように他国から攻められる前に対応しなければならないので、なるべく早く改正するべきだ」と主張。参政党新人の新倉哲郎さん(43)は「歴史を踏まえて『創憲』という立場で作り直したい」としている。(池田知之、安永陽祐)

◆群馬選挙区立候補者=届け出順 (1…5)

小島糾史 46 N新 会社員
新倉哲郎 43 諸新 会社社長
中曽根弘文 76 自現<6> (元)外相 公
白井桂子 60 無新 連合群馬役員 立
高橋保 64 共新 (元)小学校教諭
 党派の略称は、自=自民、立=立民、公=公明、共=共産、N=N党、諸=諸派、無=無所属
 候補者の年齢は投票日基準

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