ロシア国防省が戦果誇張か 独立系メディアが調査報道 同じ村を4回制圧 破壊軍用機はウクライナ軍の保有総数より多く 

2022年7月7日 20時19分

プーチン大統領(左)とショイグ国防相(AP)

 ロシアの独立系メディア、プロエクトは、ウクライナ侵攻の戦果に関するロシア国防省の発表を分析した結果、現実とさまざまな矛盾が生じていると指摘した。戦果を誇張しているためとみられ、軍事作戦が順調に進んでいるとPRするロシアの政治宣伝(プロパガンダ)の実態が明らかになった格好だ。
 プロエクトによると、コナシェンコフ国防省報道官が毎日行う戦果報告を検証した結果、東部ルガンスク州で同じ村を4度も制圧していた。占領地の数を水増しした可能性が高いという。地図で確認できない地名を挙げるケースもあった。
 ロシア軍が6月26日に「破壊した」と発表したウクライナの軍用機の累計数は215機に上るが、侵攻開始前のロシア国防省の説明では、ウクライナ軍が保有する軍用機は152機だった。コナシェンコフ氏は侵攻が始まってからテレビ出演が急増し、6月にはプーチン大統領が中将に昇進させた。

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