「團十郎」襲名の演目発表 11・12月「勧進帳」「助六由縁江戸桜」など

2022年7月8日 07時18分

「十三代目市川團十郎白猿」襲名披露公演の会見に臨んだ市川海老蔵(右)。左は「八代目市川新之助」を襲名する堀越勸玄=東京・歌舞伎座で

 松竹は七日、東京・歌舞伎座で十一、十二月に開催する市川海老蔵(44)の「十三代目市川團十郎白猿」襲名披露公演の演目を発表した。昼夜二部制で昼の部は十一月が「外郎売(ういろううり)」と「勧進帳(かんじんちょう)」、十二月が「押戻(おしもど)し」と「毛抜(けぬき)」。夜の部は両月とも「助六由縁江戸桜(すけろくゆかりのえどざくら)」で、上演前に襲名披露口上がある。全て團十郎家の芸「歌舞伎十八番」から選んだ。初日は十一月七日。
 海老蔵は「勧進帳」で武蔵坊弁慶、「助六−」で花川戸助六、「押戻し」で大館左馬五郎(おおだてさまごろう)を演じる。「私の中身がいきなり変わるわけではない。父に教わった家の芸をつとめ、精進し、お客さまから見て何か変わったと思われるようになりたい」と抱負を述べた。
 長男堀越勸玄(9つ)の「八代目市川新之助」襲名と合わせ、当初二〇二〇年五月の予定だったが、コロナ禍で延期に。「まだコロナ禍は続いているが、襲名披露が新しい光になるという願いに応えたい」とした。
 勸玄は「外郎売」「助六−」「毛抜」に出演。異例の若さで大役の粂寺弾正(くめでらだんじょう)を演じる「毛抜」は自身の希望でもあり、「成田屋の歴史で最年少ですが、懸命につとめたい」と語った。
 全国巡業も発表。福岡・博多座は来年九月、京都・南座は同十二月、名古屋・御園座は二四年二月、大阪・松竹座は同十月などとなっている。 (谷岡聖史)

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