吹奏楽から平和を願う 洗足学園音大 ウクライナにちなむ曲など演奏

2022年7月12日 07時22分

演奏する洗足学園音大の吹奏楽団=高津区で

 洗足学園音楽大(川崎市高津区)の吹奏楽団「グリーン・タイ ウインド・アンサンブル」は、学園の前田ホールで開いた演奏会で、ウクライナにちなむ曲などを披露した。
 ロシアのウクライナ侵攻を受けて三月、同大の伊藤康英(やすひで)教授は「吹奏楽の曲から戦争と平和を一緒に考えたい」と企画、選曲した。演奏会は先月二十八日夜に開かれ、教授が授業で指導する学生百人が出演、指揮者の藤岡幸夫(さちお)氏がタクトを振った。
 このうち、ウクライナ出身でオーストリアに住む女性作曲家C・リフタさんの「遠く離れていても家と呼べる場所」の演奏は日本で初という。コロナ禍で関係者のみとしたが、聴衆から大きな拍手が送られた。
 ほかに、第二次世界大戦で故国フランスがナチス・ドイツから救われたことに感謝する組曲、旧ソ連軍のチェコスロバキア侵攻に怒りや抗議を込めた「プラハ1968年のための音楽」、伊藤教授が作曲した平和を希求する「ピース、ピースと鳥たちは歌う」など、平和を願う旋律が館内に響いた。(野呂法夫)

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