千葉豪雨で浸水「もう住めない」 茂原や佐倉「こんな冠水 初めて」

2019年10月27日 02時00分

大雨の影響で冠水した千葉県茂原市の住宅地=26日、千葉県茂原市で、本社ヘリ「あさづる」から

 大雨から一夜明けた千葉県内では、住民が浸水した自宅や店舗の片付けに追われた。
 茂原(もばら)市では住宅や田畑などが広範囲で水に漬かった。川沿いにある野口恭子さん(72)宅は一階部分が浸水。室内は洗濯機でかき回されたように物が散乱し、冷蔵庫などの家電も使えなくなった。野口さんは「もうこの家には住めない。今晩どうしたらいいかも困っていて、今後の生活なんて考えられない」と嘆いた。
 佐倉市は二十六日午後も水が引かなかった。氾濫した鹿島川沿いにある「ちばグリーンバス」の勝田佳男社長(51)は「冠水したことはあったが、ここまでは初めて」。所有するバス約六十台のうち、移動が間に合わなかった三台がタイヤ部分まで水に漬かった。勝田社長は「営業できず、お客さまに迷惑を掛けて申し訳ない」と声を落とした。
 成田空港では鉄道の運休や遅れで足止めされた人の姿も。二十五日夜にフィリピンから帰国した東京都板橋区の大学生後藤凌也さん(21)は電車に乗れず、「友人が台風の影響で動けなくなったときは人ごとだった。こんなに大変とは」と疲れた様子だった。

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