水質改善実験スタート お台場 トライアスロン会場

2019年10月5日 16時00分

水質改善の実証実験のためポンプを使い採水する専門業者=5日、東京都港区台場で

 日本トライアスロン連合(JTU)は五日、二〇二〇年東京五輪・パラリンピックのトライアスロン会場になっている東京都港区のお台場海浜公園で、水質改善の実証実験を始めた。結果は九日に分かる予定で、効果が認められれば関係機関に導入を提案する。
 圧縮した海水に空気を混ぜて噴射するナノテクノロジー(超微細技術)の機器を用い、水を酸化させて大腸菌や悪臭などを浄化させる試み。
 この日、JTUの委託を受けた日本環境ビジネス機構が公園の北西側で機器を試運転した後、海水約八百リットルを採取した。水は埼玉県内の工場へ運ばれ、同じ機器を用いて二十四時間の経過を観察する。
 五輪・パラリンピックでは水中にスクリーンを三重に張って大腸菌などの流入を防ぐ計画だが、それに加えた対策として期待される。パラリンピックのテスト大会を兼ねて開かれた八月のワールドカップ(W杯)では、大腸菌の数が規定の二倍を超えたため、スイムが中止になった。
 六日の日本選手権(JTU、東京新聞・東京中日スポーツ主催)は水質の安全が確認されたため、予定通り開催される。 (松山義明)

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