風疹ワクチン接種1割 中高年男性、無料化しても低迷

2019年10月3日 02時00分
 風疹の拡大防止策として本年度から中高年の男性に配られている、無料で抗体検査やワクチン接種を受けられる受診券の利用が一割程度と低迷していることが、厚生労働省の調査で分かった。厚労省は受診券の積極的な活用を呼びかけている。
 風疹は、昨年二千九百十七人、今年二千百九十五人の患者が報告され、妊婦が風疹ウイルスに感染したことで胎児も感染し障害が起きる「先天性風疹症候群」も三例確認された。
 四十~五十七歳の男性に免疫を持っていない人が多いことが流行の原因と考えられるため、厚労省はこの年代の男性を対象に抗体検査とワクチン接種を三年間原則無料にすることを決定。二〇一九年度は特に患者が多い一九七二年四月二日~七九年四月一日生まれに絞り、受診券を配布している。しかし、厚労省が調べた結果、今年七月までの四カ月間で抗体検査を受けたのは約16%、ワクチン接種を受けたのは約14%だった。
 大都市圏が流行の中心となっているが、ワクチンを接種した割合は神奈川県と大阪府、福岡県で9%、東京都で12%にとどまった。

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