佐藤しのぶさん死去 61歳、ソプラノ歌手

2019年10月3日 16時00分
 日本を代表する人気ソプラノ歌手で、紅白歌合戦にも出るなど幅広く活躍した声楽家の佐藤(さとう)しのぶさんが九月二十九日、死去した。六十一歳。東京都出身。葬儀・告別式は近親者で行った。後日お別れの会を開く予定。夫は指揮者の現田茂夫(げんだしげお)さん。
 国立音大卒。文化庁の研修所で学び、一九八四年、二期会の「メリー・ウィドウ」「椿姫」でデビュー。文化庁の派遣でイタリアのミラノに留学。華やかな存在感と豊かな歌唱で、ウィーン国立歌劇場をはじめ、欧米の歌劇場や、東京の新国立劇場など、国内外の多くの舞台で活躍した。クリストフ・エッシェンバッハさんら著名な指揮者とも共演した。
 八七年から四年連続で紅白歌合戦に出演するなど、オペラファンのみならず幅広い層から人気を博した。
 二〇一四年には團伊玖磨(だんいくま)のオペラ「夕鶴」のつう役を演じ、話題を集めた。
 体調不良のため、十月から来年一月のコンサート出演を取りやめると九月二十四日に発表していた。

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