埼玉の民家から飛行弾 拠点捜索 中核派ゲリラと同種

2019年10月2日 16時00分

中核派の活動拠点を捜索する警視庁と埼玉県警の捜査員ら=2日、東京都江戸川区で

 過激派「中核派」によるゲリラ事件で使われたことがある飛行弾と同種のものが今年一月、埼玉県加須市の民家の倉庫で八発分見つかったことが、捜査関係者への取材で分かった。発射されていない状態の飛行弾が見つかったのは全国で初めてという。
 警視庁公安部と埼玉県警は二日、実態解明に向けて中核派の拠点「前進社」(東京都江戸川区)を爆発物取締罰則違反容疑で捜索した。
 捜査関係者によると、鉄製の飛行弾(長さ約六十センチ、重さ六・二キロ)八発分は段ボールに入った状態で見つかり、押収した。発射筒、火薬に点火するために必要な撃針などもあり、発射筒には火薬の残りかすがあった。飛距離は最大一キロ程度という。民家の住人は男性で、中核派と直接関係はなく、中身を知らないまま活動家から頼まれて保管していたとみられる。
 この飛行弾は一九八五年四月、羽田空港と成田空港で同時に発生したゲリラ事件で使われたものと同じ型だった。この事件では、両空港に数発が撃ち込まれ、滑走路が一時閉鎖された。これまで計五件のゲリラ事件で使われたという。

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