関電側へ金貨や外貨も 高浜町元助役の贈与品

2019年10月2日 02時00分
 関西電力役員らの金品受領問題で、高浜原発が立地する福井県高浜町の元助役森山栄治氏(故人)が贈った中に、金券などのほか、金貨や外貨が含まれていたことが、関係者への取材で新たに分かった。森山氏は、金沢国税局の税務調査に「海外に行った際の土産だ」と話したという。
 森山氏は、関電との関係を維持するため、さまざまな機会を捉えては高額品の提供を繰り返していたとみられる。
 関電の岩根茂樹社長(66)は2日午後、大阪市の本店で改めて記者会見を開き、昨年まとめた社内調査報告書を公表する見通し。八木誠会長(69)も同席する。9月27日の記者会見は説明不足との批判を浴びた。2日の会見で氏名や金額などをどこまで詳細に公表するかが注目される。
 関係者によると、関電の原発関連工事を請け負う高浜町の建設会社「吉田開発」から、工事受注に絡む手数料として森山氏へ約3億円が流れ、さらに森山氏が八木会長や岩根社長らに金品を贈っていたことが、金沢国税局の税務調査で確認された。金品には、既に判明しているスーツの仕立券など以外に、金貨や外貨もあった。仕立券の一部は使用されていた。
 森山氏は「関電にはお世話になっているから」と説明したという。
 森山氏の自宅からは、役員ら4人が返還した金品が見つかっていたことも判明。役員らの氏名と日付に加えて「確かに返しました」という趣旨を関電側が記した文書が添えられていた。

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