元助役 関電の子会社顧問 30年以上 報酬受け取りか

2019年10月1日 16時00分
 関西電力の役員ら二十人が福井県高浜町の元助役森山栄治氏(故人)から多額の金品を受け取っていた問題で、森山氏が関電の子会社「関電プラント」(大阪市)の顧問を三十年以上務めていたことが一日、分かった。関電が今回の問題を、法令順守の観点から不祥事の扱いを議論する社内委員会で審議していなかったことも判明した。
 森山氏は、原発関連工事を請け負う建設会社などの要職にも就いていた。発注側と受注側の双方で役職を担うなど親密な関係を築き、両者の仲を取り持っていた構図が改めて浮き彫りになった。
 国民民主党の玉木雄一郎代表は一日、関電幹部を参考人として国会に招致する必要性に言及した。
 関電によると、森山氏は助役を退いた一九八七年から、今年三月に亡くなる直前の昨年十二月まで関電プラントの顧問を務めた。高浜町の情勢や住民対応について定期的に助言をし、報酬を受け取っていたとみられる。
 森山氏は原発関連工事を担う高浜町の建設会社から工事受注に絡む手数料として、約三億円を受け取っていたことも分かっている。
 関電プラントは原発の設備工事や定期点検を行う関電の100%子会社で、社長や会長は関電役員出身者が就いてきた。

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