NHK会長注意 記録せず 経営委、かんぽ報道巡り

2019年9月30日 16時00分
 かんぽ生命保険の不正販売問題を報じた番組を巡り、日本郵政グループから抗議を受けたNHK経営委員会が、上田良一NHK会長を厳重注意した問題で、一連の経緯を「議題ではなく視聴者対応の一環」として、議事録に掲載しなかったことが、分かった。
 経営委はNHKの最高意思決定機関。放送法は透明性を確保するため、委員長に議事録の作成と公表を義務付けている。
 関係者によると、郵政グループ三社は昨年十月、経営委に「ガバナンス(企業統治)体制の強化」を求め、文書を送付。これを受け石原進経営委員長(JR九州相談役)は、上田会長を口頭で注意した。
 やりとりは議事録に掲載せず、公表していなかった。
 ある委員は「(郵政側から)経営委のNHK執行部に対する管理が十分なのか問われたため、あくまで視聴者対応として注意した。経営委の議題で取り上げたわけではなく(議事録に)掲載の必要はない」と説明する。

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