<消費税8%から10%>最後の日曜にぎわう小売店 家計負担増に警戒の声も

2019年9月30日 02時00分

「買うなら今がチャンス」とのポップが売り場に飾られた家電量販店「ビックカメラ新宿西口店」のテレビ売り場=29日午後、東京・新宿で

 消費税増税前の最後の日曜となった二十九日、各地の量販店や百貨店は、駆け込み購入を考える客でにぎわった。「少しでも安いうちに」「いい機会」。10%への引き上げが目前に迫り、家計の負担が増すことに警戒の声も聞こえた。 
 東京都世田谷区のホームセンターは、午後には二百台以上のスペースがある駐車場がほぼ満車状態になり、レジには会計待ちの行列ができた。近所の女性(56)は「税率が上がる前に」と、数千円のカーテンを複数購入。「大きな金額ではないが、家計の負担は増える」と、懸念を口にした。
 「買うなら今がチャンス」とのポップが売り場に飾られた家電量販店「ビックカメラ新宿西口店」(新宿区)。テレビやエアコンなど高額商品が人気という。
 洗濯機の買い替えを検討していた中野区の無職石井慶子さん(65)は「日本の財政を考えると増税は仕方ないが、少しでも安いうちにと思い慌てて来た」。
 駆け込み需要を見込み、秋の寝具フェアを例年より二週間ほど遅らせたのは阪急百貨店梅田本店(大阪市北区)。同市旭区の公務員立花拡聖さん(25)と、妻の会社員誌歩さん(25)は「睡眠の質を上げたいと考えていた。増税前だし、いい機会」と話した。

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