高円寺阿波おどり 3年ぶりに観客入れて舞台公演 独自に商店街で踊る催しも

2022年8月5日 07時15分

東京高円寺阿波おどりと独自イベントに向けて練習する「菊水連」のメンバー=杉並区で

 夏の風物詩として親しまれてきた「東京高円寺阿波おどり」は二十七〜二十八日、東京都杉並区の「座・高円寺」(区立杉並芸術会館)で三年ぶりに観客を入れて舞台公演を行う。新型コロナウイルス感染症拡大により商店街などを練る「流し踊り」は今年も中止するが、三十六の連(グループ)の約千五百人が参加し、舞台を盛り上げる。(原田遼)
 舞台公演は同会館の二ホールを使い、細長いステージで流し踊りを再現する「座・SAJIKI」と、踊りの構成美をたんのうできる「座・舞台」の二公演を、各三部構成で二日間行う。部によって出演する連が異なる。
 毎年約百万人が高円寺一帯を訪れる祭りは、二〇二〇年に新型コロナ拡大で中止し、昨年はオンラインで舞台公演のみを実施。今年も「不特定多数が集まり、感染対策が難しい」として「流し踊り」を断念した。
 事務局の早川さおりさんは「舞台ならではの踊りの魅力を楽しんでほしい」と来場を呼び掛ける。観覧チケットは一公演で五千五百円。一部単位なら二千円。問い合わせは同会館=電03(3223)7300=へ。
 一方、これとは別の独自イベントとして、七日に「流し踊り」を披露する連もある。舞台公演にも参加する「菊水連」は独自に阿波おどりイベントを主催する。アニメ関連の企業と連携し、地元のルック商店街約二百メートルを約七十人で練り踊る。商店街では関連グッズも販売する。
 連員は当日、抗原検査の陰性を確認してから参加するという。安住一成連長(52)は「流し踊りの中止が続き、今後の連員減少や運営スタッフ不足が懸念され、伝統継承に危機感がある。感染対策を重視しつつ、阿波おどりと商店街の魅力をお客さんに伝えたい」と意気込んだ。

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