<フロンターレウオッチ>コロナ禍で正念場 離脱者が相次ぎ総力戦

2022年8月6日 07時13分

C大阪と引き分け、サポーターにあいさつする川崎イレブン=大阪市で

 新型コロナウイルス感染拡大の「第七波」に、川崎フロンターレも苦しんでいる。チームに陽性者が相次ぎ、七月三十日のJ1浦和戦は控え選手の数が上限に二人満たない五人で臨まざるを得ず、しかも通常なら一人の控えGKを三人も登録する事態に。離脱者が多く練習もままならない中で、まさに総力戦だった。
 その苦境で浦和に1−3で敗れた。中三日の八月三日には、C大阪とアウェーで対戦するルヴァン・カップ準々決勝第一戦があった。その前日、鬼木達監督が口にした。「このままでいいのか」。問題提起として矛先を向けたのは、GK一人を含む最低十三人がエントリーできれば試合を行うとするJリーグ規定だ。
 川崎は七月二十九日までの二日間でトップチーム関係者九人が陽性だったが、規定に従い、浦和戦はGK三人を含む五人をベンチに入れた。ただ、通常はGKがフィールドプレーヤーと交代する機会はほとんどなく、五人の交代枠は実質二人。鬼木監督は「興行の意味でも暑さの中で選手を守る意味でも成立するのか。自分たちは戦ったが、これを美談にしたくない」と思いの丈を明かした。
 現状がすぐに好転するわけではない。それでもルヴァン杯のC大阪戦に向け、「覚悟を決めて戦う」と臨んだ。上限七人を集めた控え選手のうち、三人はまたもGK。試合は1−1で引き分けたが、脇坂泰斗選手がC大阪から奪った1点は貴重なアウェーゴールだ。十日に予定するホームでの第二戦との二試合で勝負を決めるため、次戦を仮に0−0で引き分けてもアウェーで挙げたゴール数で勝ち抜けが決まる。
 七日のJ1では首位の横浜Mをホームに迎える。鬼木監督は「勝つための要求をする。もう一回、勝利を目指していこうと選手に話している」と立ち向かう。(唐沢裕亮)

◆Jリーグ

 7月30日
 川崎●1−3○浦和

◆ルヴァン・カップ

8月3日
 川崎△1−1△C大阪 

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