夢と希望 あなたに 内藤剛志「警視庁強行犯係 樋口顕」 

2022年8月6日 07時19分
 放送中のテレビ東京のドラマ「警視庁強行犯係 樋口顕(あきら)Season(シーズン)2」(金曜午後8時)で、仕事と家庭のはざまに悩みながらも愚直に事件に向き合う主人公の刑事、樋口顕を演じるのが内藤剛志(67)だ。「人間はこうやって生きているんだぞ、という希望みたいなものをお届けしたい」と内藤。他局も含め多くの刑事を演じてきた刑事役のスペシャリストが、本作ならではの役作りを明かした。 (上田融)
 原作は、警察小説で知られる今野敏の「警視庁強行犯係・樋口顕」シリーズ。テレ東は、これまで内藤を主演に十二作を単発ドラマで制作してきたが、昨年一〜二月に連続ドラマ化。今回はその続編となる。
 家では妻と娘に頭が上がらないが、刑事としては現場に足を運んで多くの証言を集め容疑者に迫る。そんな樋口を演じる上で意識したことが「二点ある」という。
 一つは「普段はすれ違っても覚えていないような、目立たない白黒のような人物として登場し、事件発生とともに(人物像が浮き上がり)カラーになっていくところ」。もう一つが「刑事としてのルールは守るが、取調室で容疑者に気を使うなど、ちょっとだけ逸脱するところ」だとする。
 一方で、さまざまな刑事を演じながら、一貫しているのが「夢や希望を届けたい」との思いだ。「番組を見終わった後に、何か生きているっていいな、と思わせることができれば。僕らがやっているのはフィクションですが、刑事って正義を背負う。“希望を届けなければ、何がドラマか”と思います」

12日放送予定の第5話から

 今作は、病気で治療していた佐野史郎の連ドラ復帰作になった。「元気になって長いシーンを演じることができるのはかなり久しぶりで、うれしい。仲間ですから。病気と闘う中で思ったことをお土産として私たちに伝えてくれると思う」と期待する。そんな佐野も参加する撮影現場は犯人役も含めてワイワイとにぎやかで、「『何がうまい?』とか、ほとんど私語」(内藤)だが、それが本番に向けての慣らし運転になっているそうだ。
 「警察サスペンスなので犯人捜しを楽しんでほしい。同時に、今の時代の空気感がドラマの中に映り込んでほしいという思いが強くある。悲しくてしんどい時代。だからどこかに希望、明るさを届けないと」。力強い声で強調した。

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