南房総・富浦地区に伝わる民話「竜王の子の約束」アニメ化 本年度内 YouTubeで公開へ

2022年8月6日 07時26分

富浦漁港(南房総市教育委員会提供)

 千葉県南房総市の富浦地区に伝わる民話「竜王の子の約束」を、一般社団法人「日本昔ばなし協会」(東京都大田区)がアニメーションで映像化する。日本財団が推進する「海と日本プロジェクト」の一環で、県内では初めて。(山本哲正)
 日本中に残された民話を発掘し、アニメーション化して次世代に継承する「海ノ民話のまちプロジェクト」。二〇一八年に始まり、動画投稿サイト「YouTube(ユーチューブ)」で順次公開している。今年は北海道や東北、四国などの十五市町村の民話をアニメ化する。
 「竜王の子の約束」は、漁師たちが沖に仕掛けた網に、頭が竜のようで「竜王の子」と名乗る怪魚がかかり、助けてあげると、しけを知らせるなど漁に出られる時を教えてくれるようになったというストーリー。制作陣は、この民話を五分程度のアニメにまとめ、本年度内の公開を予定する。

「海ノ民話のまち」の認定証を受け取った石井市長(右端)。スクリーン内は、オンライン参加のゼネラルプロデューサー沼田さん=南房総市役所で

 七月二十一日には、南房総市を「海ノ民話のまち」とする認定証贈呈式が同市役所で行われた。オンラインで参加した、同プロジェクトのゼネラルプロデューサー沼田かずみさんは「面白くできている民話だと思う。(地域でとれる)イセエビ、キンメダイをアニメに入れていきたい」と意気込む。
 石井裕市長は「地元に伝わる民話がアニメ化され、多くの子どもたちの目に触れることによって、環境問題を含め海への関心を持ってもらえるとありがたい」と語った。

「竜王の子の約束」のアニメ絵コンテ。上から2段目は「竜王の子」。今後デザインなどが変わっていく可能性もあるという


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