<コロナ1週間>増加幅は小さくなったが…検査は逼迫、死者も増加

2022年8月7日 06時00分
<コロナ1週間・7月30日~8月5日>
 新型コロナウイルスの新規感染者数が、各地で過去最多を更新し続けている。増加幅は小さくなってきたが検査が逼迫ひっぱくし、重症者や死者も増加。政府はワクチン接種手続きを早める方針だ。コロナ対策予算の無駄遣いが指摘され、政策の検証も求められている。

◆新規感染者数は過去最多更新

 厚生労働省のまとめでは、全国の新規感染者数は3日に24万9805人となり、過去最多を更新した。4日時点の新規感染者数の1週間平均は約21万2000人で、1週間前より約2万人増えた。厚労省に助言する専門家組織の脇田隆字座長は「増加幅は減少してきているが、全国的にこれまでで最も高い感染レベルを更新し続けている」と語った。
 4日時点で、全国の重症者は556人(1週間前より180人増)、死者数は183人(同67人増)で、ともに増加が続いている。
 東京と神奈川、埼玉、千葉の1都3県の5日の新規感染者数は計7万5477人で、1週間前を約1900人上回った。増加割合は全国と同様に小さくなっているが、検査が逼迫しており、実際の増加傾向を反映できていない可能性もある。(榊原智康)

◆ワクチンの手続きをマイナンバーカードで

 政府は1日、地方自治体によるワクチン接種の手続きをデジタル化する方針を固めた。マイナンバーカードを活用して紙の接種券を不要にする。手続きを迅速化し、国民の利便性向上につなげる。早ければ秋の臨時国会に予防接種法などの改正案を提出する。
 4回目接種は60歳以上の5割が終えた。3回目は全人口の6割超で、20代は1日時点で5割に達していない。(坂田奈央)

◆不正受給や重複支給は3憶円超え

 会計検査院は4日、新型コロナウイルス対策で2020〜21年度に支給を決めた雇用調整助成金や休業支援金などで、3億1700万円の不正受給や重複支給が見つかったことを明らかにした。検査院は担当する厚労省に確認方法を改善するよう求めた。
 検査院によると、同じ従業員が休業支援金を二重に申請したにもかかわらず、支給された事例などがあったという。(寺本康弘)

関連キーワード


おすすめ情報

社会の新着

記事一覧