イスラエルがパレスチナのガザ空爆 5歳児ら14人死亡、110人負傷

2022年8月6日 21時34分
5日、パレスチナ自治区ガザで、イスラエル軍の空爆後に立ち上がる煙(AP)

5日、パレスチナ自治区ガザで、イスラエル軍の空爆後に立ち上がる煙(AP)

 【カイロ=蜘手美鶴】イスラエル軍は5日、パレスチナ自治区ガザにある過激派の拠点を空爆し、イスラム主義組織「イスラム聖戦」の司令官らを殺害したと発表した。ガザ保健当局によると、この空爆で5歳の女児を含む少なくとも14人が死亡、110人が負傷した。イスラム聖戦はイスラエル領内に向けてロケット弾を発射、今後攻撃の応酬が懸念される。ロイター通信などが伝えた。
 イスラエル軍によると、イスラム聖戦によるテロ攻撃の情報があり、事前攻撃に踏み切ったという。同軍は今月、パレスチナ自治区ヨルダン川西岸でイスラム聖戦の幹部を拘束しており、報復の恐れがあった。
 イスラエルのラピド首相は声明で「差し迫った脅威に対して対テロ作戦を実行した。国民を守るために必要なことは何でもする」と述べた。
 イスラム聖戦はガザを拠点にする武装組織で、ガザを実効支配するイスラム主義組織ハマスとは協力関係にある。イスラエルの空爆後、イスラム聖戦はイスラエル南部や商都テルアビブに向けてロケット弾を100発以上発射したと発表した。
 イスラエル軍は昨年5月、ガザ地区にあるハマスの拠点を空爆し、双方による激しい攻撃の応酬に発展。ガザでは250人以上、イスラエルでも13人が死亡している。

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