関電に「言語道断」の菅原氏 自らもカネ巡り退場

2019年10月25日 16時00分
 辞表を提出した菅原一秀経済産業相は関西電力の八木誠前会長らが福井県高浜町の元助役から金品を受領していた問題では、電力会社を所管する役所として厳しく対応する考えを示していた。「言語道断でゆゆしき事態だ」と関電への批判も繰り返していたが、念願の初入閣からわずか四十日あまりで、カネを巡る自身の問題によって辞任を余儀なくされた。
 関電の不祥事は、菅原氏が経産相に就いた第四次安倍再改造内閣発足直後に発覚した。菅原氏は記者会見で「原発立地地域の信頼に関わる極めて重要な事案だ」と強調した。
 関電の発覚からまもなく、今度は自らが十数年前、選挙区内の有権者らにカニやメロンを贈っていた疑惑が浮上した。国会で野党から追及を受けると「確認作業をしている」などと防戦に追われた。
 「経済産業行政においてさまざまな懸案が山積みしている中で、私の問題によって行政や国会が停滞することは本意ではない」。菅原氏は辞表提出直後の会見でこう述べるしかなかった。
  (桐山純平)

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