職員500人 残業過少申告 昨年11月~3月 千葉県、3800万円未払い

2019年8月30日 02時00分
 千葉県は二十九日、旧水道局(四月から企業局に統合)で昨年十一月から今年三月の間、職員五百人が残業時間を過少申告し、計一万四千四十六時間を把握していなかったと明らかにした。
 「過労死ライン」とされる月八十時間を超えた職員が延べ五十人いた。超えた月が二カ月以上の職員がいるため延べ数。県は未払い残業代三千八百五十万円を九月補正予算案に計上し、職員に支払う方針。
 県によると、一人当たりの未申告時間の最長は月百六時間十五分だった。三カ月で二百二十七時間三十九分を申告していなかった職員もいた。法定時間を超えた残業をさせる場合に必要な労使間で結ぶ「三六協定」で定める月四十五時間を超えたのは延べ百六十一人に上った。
 労働基準監督署が今年に入って立ち入り調査を三度実施し、職員のパソコンの使用履歴と勤務記録が一致しないことなどが発覚した。その後、局内で管理職を除く九百三人を対象に六月から内部調査をしていた。未申告が多い理由について、幹部は「上司に正確に申告しにくい意識があったのではないか」と分析した。

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