東北新幹線 280キロ走行中ドア開く 清掃時、コック閉め忘れ

2019年8月22日 02時00分

9号車のデッキ。左上にドアコックのふたがある=JR東日本提供

 二十一日午前十時十五分ごろ、東北新幹線の仙台発東京行きはやぶさ46号が、仙台-白石蔵王間を時速約二百八十キロで走行中に九号車の進行方向右側のドアが開いたことを示す表示が出たため、運転士が緊急停止させた。ドアが開いているのを確認した車掌が閉めて安全を確認。約十五分後に運転を再開した。けが人はいなかった。
 JR東日本によると、ドアは約四十秒間開き、緊急停止した反動で全開になった。仙台駅出発前の清掃時に、作業員がドアコックと呼ばれる手動でドアを開けるための装置を閉め忘れたのが原因だった。
 コックは車両の左右両側にある。清掃作業員は通常、自分が乗り降りするホーム側のコックしか開けないが、この作業員は両側のコックを開けた上、ホーム側だけを閉めて作業を終えていた。
 両側のコックが閉まっているかどうか、責任者が最終確認をする手順。今回の作業員は自身が責任者で、気付かなかったとみられる。JR東は作業員から聞き取りして経緯を調べる。
 仙台駅を出発した際、ドアは閉まっており、乗務員も閉め忘れに気付くことはできなかった。ドアはその後、走行中に開き始めた。乗客約三百四十人がいたが、デッキ周辺に乗客はおらず、線路に降りた形跡もなかった。
 緊急停止したのは宮城県柴田町のトンネル内だった。東京駅には定刻から十九分遅れで到着した。トラブルのため計七本が最大二十八分遅れ、約三千三百人に影響した。国土交通省は同日、JR東に対し再発防止を指示した。

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