教訓忘れない 77人死亡 広島土砂災害5年

2019年8月20日 16時00分

土砂災害から5年を迎え、被災地に並べられた犠牲者を追悼する灯籠=20日午前4時7分、広島市安佐南区で

 七十七人が亡くなった二〇一四年八月の広島市の土砂災害から五年となる二十日、被災地で住民らによる追悼式が開かれ、犠牲者を悼んだ。同市安佐南区の式に参列した松井一実市長は昨年七月の西日本豪雨など災害が多発している状況を踏まえ「教訓を忘れてはいけない。市民が安全に暮らせる町になるよう取り組む」と防災体制の強化を誓った。
 広島市の安佐北、安佐南両区では雨が降る中、各地に献花台が設けられた。安佐南区で開かれた住民主催の追悼行事では約五十人が当時避難所となった小学校で献花した。
 安佐北区の献花式には、約三十人が参列。夫を亡くし、自身も左脚を失った宮本孝子さん(79)が車いすで献花し「今日は雨だが、あの時はもっとひどかった。災害は忘れたらいけないと伝えていきたい」と語った。
 広島県庁では午前九時のアナウンスに合わせ、職員らが約一分間黙とうした。

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