「星の王子さま」作者の挿絵 スイスで発見 「良い状態」

2019年8月20日 16時00分

作家サンテグジュペリが「星の王子さま」用に描いた挿絵のスケッチ。王子さまとキツネが描かれている=いずれもSKKG提供、共同

 【ジュネーブ=共同】フランスの作家、サンテグジュペリが小説「星の王子さま」用に自ら描いた挿絵のスケッチが、スイスで新たに見つかった。スイスのメディアが十九日までに報じた。
 北部チューリヒ近郊ウィンタートゥールの「芸術文化歴史財団」(SKKG)によると、昨年死亡した財団創設者の男性の遺品を整理していた際、航空便用の薄い紙の便箋に、インクと水彩絵の具で描かれたスケッチが見つかった。
 作中で「いちばんたいせつなことは、目に見えない」との名言で知られるキツネと、王子さまが一緒に描かれた絵のほか、サンテグジュペリが妻に宛てた手紙もあった。
 スケッチは「びっくりするほど良い状態」で保存されていたという。財団は今後、サンテグジュペリ直筆の挿絵を所蔵している米ニューヨークのモルガン図書館とも連携しながら、今回発見されたスケッチの公開も検討している。
 星の王子さまは一九四三年、ニューヨークで出版された後、世界中で翻訳された。サンテグジュペリは飛行士として第二次大戦に参加し四四年、地中海上空で偵察飛行中に行方不明になった。

ゾウをのみ込んだ大蛇ボアが描かれているスケッチの一部

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