髪の黒染め 高校指導中止を 1万9000人署名 都に提出

2019年7月31日 16時00分
 生徒の髪を地毛であっても黒く染めさせる頭髪指導の在り方を巡り、NPO代表や弁護士ら有志が三十日、中止を求める一万九千六十五人分の署名や要望書を東京都教育委員会に提出した。
 提出したのは、子どもの社会問題に取り組むNPO法人「フローレンス」(東京)の駒崎弘樹代表理事や、都内の私立高校で黒染め指導を受けた経験を持つ女性ら。都教委は都立高校に対し、地毛の黒染め指導をしないよう二〇一七年七月に通達しており、担当者は「一律的な指導は行わない」と応じた。
 要望書では、都立高校で黒染め指導しないよう明確に通達することや、校則を各校のホームページで公開することを求めた。
 フローレンスの広報担当者は「黒髪にこだわる指導は今も教育現場で続いているのではないか。東京五輪を前に、画一的な指導がなくなってほしい」と話している。
 学校の頭髪指導を巡っては、生まれつき茶色い髪を黒染めさせられたとする大阪府立高での指導を巡り、府に損害賠償を求める訴訟が一七年に大阪地裁で起こされた例がある。

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