京アニ放火 原画、絵コンテ保存の可能性 「サーバーデータ 欠損なく回収成功」

2019年7月30日 02時00分
 京都アニメーションの放火殺人事件で、同社の代理人弁護士は二十九日、現場となった第一スタジオ一階にあり、焼損を免れたサーバーからデータを欠損なく回収することに成功したと明らかにした。大半の紙資料は失われたが、原画や絵コンテのデータが残されている可能性がある。
 代理人の桶田大介弁護士によると、回収できたデータは制作関係の資料。詳細は明らかにしていない。
 事件では三階建て約六百九十平方メートルが焼けた。建物内の机上のパソコンは、原形をとどめていない状態になるほど甚大な被害を受けたが、サーバーは焼けず、消火活動の水をかぶった形跡もなかった。コンクリートで覆われた部屋にあり、ガソリンがまかれたとされるらせん階段付近から離れていたためとみられる。
 進行中の作品に関するものが多かった紙資料は、ほぼ全損。だが一部の原画は速やかにデジタル化されている可能性があるという。
 桶田弁護士はこれまでの記者会見で、サーバーがあった部屋の様子について「ラックに貼られた付箋も、しわしわになっていなかった」と説明。「データは亡くなった人、傷ついた人の成果そのもの」と述べ、復元を進める考えを示していた。

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