鹿児島2859世帯に避難指示 九州大雨 3県55万世帯に「勧告」

2019年7月1日 16時00分

激しい雨の影響で増水した熊本県益城町の木山川=1日午前

 梅雨前線の影響で、九州南部を中心に一日、激しい雨が降り、鹿児島県いちき串木野市の二千八百五十九世帯の約六千人に避難指示が出された。熊本、宮崎、鹿児島の三県への取材によると、一日午前の時点で避難勧告は計五十五万世帯超の百二十一万人以上に上った。
 気象庁は東日本で一日、西日本では四日ごろにかけて、局地的に雷を伴い非常に激しい雨が降り、大雨になる見込みだとして、土砂災害や浸水、河川の氾濫に警戒するよう呼び掛けた。
 鹿児島市では、本城町で住宅に土砂が入り、住人の七十代女性が生き埋めとなったが、救助された。国道3号も土砂崩れで通行止めとなり、九州新幹線も熊本(熊本市)-鹿児島中央(鹿児島市)の上下線で一時、始発から運転を見合わせた。
 各県によると、避難勧告の内訳は熊本が約七万八千世帯の約十九万一千人、宮崎が約九万二千世帯の約十九万三千人、鹿児島が約三十八万七千世帯の約八十二万八千人。
 気象庁によると、鹿児島県薩摩川内市や宮崎県えびの市などでは一日午前、一時間に六〇ミリ以上の非常に激しい雨を観測。鹿児島県付近で積乱雲が次々にできて連なり大雨をもたらす「線状降水帯」が発生した。
 六時間雨量は鹿児島県霧島市で二四一・五ミリ、同県日置市で二三三ミリに達し、それぞれ観測史上最も多い値を更新する記録的な大雨となった。
 二日午前六時までの二十四時間予想雨量はいずれも多い所で九州南部二〇〇ミリ、九州北部、四国、近畿一〇〇ミリ、東海八〇ミリ。三日午前六時までの二十四時間予想雨量は九州南部一〇〇~二〇〇ミリ、九州北部一〇〇~一五〇ミリ。

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