キャッシュレスでお布施、反対 京都仏教会が声明 「個人情報漏れる恐れ」

2019年6月29日 16時00分
 神社仏閣でも導入が進むキャッシュレス決済について、京都仏教会は二十八日、京都市で記者会見し、信者の個人情報が第三者に把握される恐れがあるとして「お布施などの宗教活動で受け入れないことを求める」とする声明文を発表した。
 「布施の原点に還(かえ)る」と題された声明文は、法要や拝観などの宗教行為は「信者の心、魂を仏様に奉(ささ)げるもの」で、収益事業とは違うと強調。「信者および寺院の行動が外部に知られ、宗教統制・弾圧に利用されることを強く危惧する」と懸念を表明した。
 同会は昨年九月ごろから、専門家や宗教関係者を交えた勉強会を開いて対応を検討した。今後、他の宗教団体も加盟する日本宗教連盟などに呼び掛け、同様の対応を求める方針。
 京都仏教会の有馬頼底理事長は「お布施の根本を考える機会にしてほしい」と話した。

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